【IoT活用編】センサー値活用(6)

(5)で作成したPythonプログラムを1分おきに実行して、最新のグラフを確認できるようにします。今回は定期的にプログラムを自動実行してくれる「cron」(クロン)を使用します。
これはRaspberryPiOSに標準に用意されている機能で、ターミナルから設定します。


コマンド crontab -e 設定ファイルをエディタで開きます。編集して保存してください。(設定ファイルの内容は次節で説明しています。)
コマンド sudo systemctl restart cron cronを再起動して、設定ファイルを反映します。

上記、設定ファイルをエディタで開いた画面です。一番最後に今回の自動実行処理を追加します。
追加後、Ctrl+o(書き込み)、 Ctrl+x(終了) で閉じます。
今回の設定で、毎回1分おきに実行します。
*/1□*□*□*□*□python3□/home/pi/work/raspi-pandas-3.py ※□:半角スペース

コマンド crontab -l 設定ファイルの内容が表示されます。

コマンド sudo service cron status cronの実行状況を確認できます。
Active: active (running)」になっていれば実行しています。

Pythonプログラムが自動実行され、画像ファイルが更新されています。

コマンド sudo systemctl stop cron cronを停止したい(自動実行させたくない)場合は、このコマンドで停止します。プログラムの修正時などに使います。
sudo service cron statusで、「Active: inactive(dead)」と表示されれば停止しています。
※ 再度開始したい場合、 コマンド sudo systemctl start cron


次回は、WebサーバFlaskを使い、Webブラウザにグラフを表示させるようにします。


Comments

“【IoT活用編】センサー値活用(6)” への1件のコメント

  1. […] 次回は、グラフを作成するプログラムを1分ごとに自動実行するように設定します。 […]

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